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6.免疫とガングリオシド

 免疫機能とガングリオシドの関係は非常に深い。
免疫機能を司っている脾臓や胸腺には非常に多くのガングリオシドが存在しており、B細胞やT細胞等の免疫細胞の”教育”に重要な働きをしていると考えられています。

 最近になり、T細胞ペプチド認識分子MHCとガングリオシドの関係が明らかとなってきており、GQ1やGM1をT細胞に添加すると、T細胞が抗原特異的に活性化され、増殖する、つまり免疫機能が向上することが確認されています。

自然治癒力の主役である免疫は、NK細胞のような「自然免疫系」と、T細胞やB細胞のような「獲得免疫系」の協働連携によって成り立っています。

 臨床では、つい最近糖尿病において、合成ガングリオシドが患者の免疫機能を高め、その治療に成功したことがNature系の雑誌に発表され、非常に大きな話題となっています。

 このように、ガングリオシドを用いた免疫力の活性化は、新たな予防医学としての分野の1つとして確立されつつあり、さらには新薬の開発、放射線・抗がん剤に変わる癌治療への応用が期待されています。


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